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【思うこと】管理可能な場所と量を把握する

2021.10.25

「すっきり」の基準は人によりますが、おおかたの「すっきり」と言える状態はモノが少ない場合のことが多いです。
わかっているつもりでもついつい「収納テクニック」でたくさんのモノを収めて、見た目をスッキリしようとしてしまいがちです。

忙しい人が陥る悪循環

多忙な人は時間がありません。
買い物する時間が惜しいので一度の買い物でたくさんのモノを買います。
特にストックをたくさん買って備えておこうとします。
たくさん買うとたくさん収納しなければなりません。
収納空間のキャパ以上に詰め込むことになります。

収納に入りきらなかったら、棚を増やすとか箱を買うなどして収納量を増やそうとします。
空間以上の量をストックしようとします。
収納がぎゅうぎゅうになります。

たくさん備えておくと安心します。
しかし、たくさん詰め込んでいるので取り出すためにいちいち時間がかかってしまいます。
どこにしまったか忘れてしまって探し回ることもあります。
奥にしまい込んで持っていることを忘れてしまうこともあります。

取り出しに時間がかかったモノは元に戻すのが億劫になるので、その辺に放置してしまいます。
すると次に使う時に探すはめになります。

探しても見つからなかったモノや持っていることを忘れてしまったモノは、また買いにいくことになります。
買いに行くためにまた時間がかかってしまいます。

ただでさえ忙しいのに、忙しさがさらに増してしまいます。
こうして忙しさの悪循環に陥ってしまいます。

収納テクニックが仇となる

キャパを超えた収納を行うのは危険です。
例えば箱を用意して積み重ねれば、確かに収納量は増えますが、出し入れする時毎回移動しなければならず手間がかかります。
そして余計な「探し物」や「二度買い」の原因になってしまっています。
これでは本末転倒です。

管理能力を超えた詰め込み収納は部屋が乱れる原因になります。
詰め込み収納してもうまく生活できるのは、よほどの収納好きか、モノを出し入れする時間と心に余裕のある人だけです。
多くの人は対応できなくなって散らかってしまいます。普段忙しい人ならなおさらです。

それなのに、実に多くの方が「モノをたくさん収納できること」に価値を感じています。
たくさん収納することが整うポイントではありません。
管理可能な場所と量と自分の裁量を把握することが、整った暮らしへの第一歩です。


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