北海道札幌市の整理収納アドバイザー「札幌 片づけ BZ（ビーゼット）」

2023年も残すところわずかとなりました。
ついこの間に新年がきたと思っていたのに、本当に月日が過ぎるのは早いです。
改めて振り替ってみるといろいろ盛りだくさんの1年だったなと思います。

自分自身の整理収納では、とにかく「家から出す」ことに重きを置いた毎日でした。
家から出すのは主に「捨てる」「売る」「あげる」の3つの方法があります。

「捨てる」

曜日ごとのごみ収集。
札幌市は燃やせるごみが週2回、プラごみが週1、ビン缶ペットは週1、紙ごみは2週に1回、不燃ごみは4週に1回です。
今どきのマンションは24時間いつでもごみを出せるところも多いです。
好きなタイミングでごみを出せるのは羨ましい限りです。
家から出すことにこだわり続けると、すっかりごみの日が待ち遠しくなってしまいました。
私の住むところでは明日12月29日が年内最後の燃やせるごみです。
今日は家じゅうのごみを集めましたよ！

それから、清掃工場に直接持ち込む方法や、民間のリサイクルもあります。
また、この数年で宅配の利用が多くなりました。
ダンボールや発泡スチロールを玄関や廊下などに溜めておくと、それだけで雑多な印象になってしまいます。
使用済みの梱包材をいかに速やかに処理するかというのもポイントです。

「売る」

フリマサイトやリサイクルショップ。
私は2004年にヤフオクを始めました。
20年近く続けていると、不要なモノがあれば「まずは売ってみる」が習慣になっております。

出品のハードルが高いと感じる人も多いようですが、実際にやってみると驚くほど簡単です。
難しくはないけど、面倒くさいことは面倒くさい。
写真撮影が面倒、商品説明を考えるのが面倒、梱包が面倒など、面倒くさいポイントはさまざまです。
自分にとってどこのどの部分がハードルと感じるかをかみ砕き、面倒くさいことをいかに面倒くさく感じないようにするかがキモです。
リサイクルショップに直接持ち込むのも良いです。
「こんなの売れない」と思うような物でもとりあえず「家から出して」査定してもらうと良いです。
値段が付かなくても引き取ってくれることが多いです。
不要品を処分する際、「売る」に共通して言えるのは欲を出さないことです。

「あげる」

人に譲ったり、寄付するのもあげるに当てはまるでしょうか。
私はよくジモティーで不要になったものを譲っております。
写真撮影や説明文を作る必要がありますけど、凝ったものにはしません。
お渡し条件も出品者側が決められますので自分の都合の良い日時と場所を指定できます。
無料で出品するとけっこう引き取り手が現れてくれます。

それから、途上国への支援を目的とした団体に寄付する方法もあります。
物品を送る際には寄付金や送料がかかったりしますが、不用品を処分しつつ世の中に貢献できます。
ワールドギフト
https://world–gift.com/
いいことシップ
https://eco-to-ship.jp/
古着deワクチン
https://furugidevaccine.etsl.jp/
リユースできるものであれば中古品も受け付けているところがほとんどです。
家電は製造から5年以内などのルールもあるようですのでサイト内を確認すると良いです。

どんな方法で処分するかはケースバイケース

目的を明確にしておくことが大切。「家から出して、どうなりたいのか？」
物を減らすというのは共通事項ですが、「一刻も早く減らしたい」「少しでもお金に変えたい」「環境に良いことをしたい、」「誰かの役に立ちたい」・・いろいろあります。
自分の「こんな風に家から出したい」が達成できると、ゲームをクリアできた時のような嬉しい気持ちになります。

そして、「家から出す」意識を持って「捨てる」「売る」「あげる」を繰り返していると、家の中にある不要品へのアンテナの感度が良くなっていきます。
収納の中に収まっているとそれが当たり前になりがちですが、必要か不必要かという観点で見るようになります。これはすごく効果があります。
新品の物でも使わない物であれば不要品です。前は使っていたけど今は使っていなければ、それもやはり不要品。
不要なモノが家からなくなっていくと、残るのは選ばれた必要なモノだけのすっきり整った空間になります。

不要なモノを取り除いていく、これが「整理」です。
整理は日常に根付いた行為であり、習慣になれば片付けで悩まなくなります。
暮らしに悩みはないほうが毎日が楽しくなります。