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【整理収納】手放すのがおすすめのモノ~来客用の布団

2021.10.06

「収納が狭くて、モノがあふれて困っている!」という方に考えてもらいたいこと

場所にはお金がかかっている

いつもお伝えしていること。
「場所はタダじゃない」

家を購入すれば、購入費用を払います。住宅ローンを組むことが多いと思います。
毎年の固定資産税もかかります。
賃貸で借りると毎月の家賃を支払います。
いずれにしても、場所にはお金がかかっています。

場所を多く使う持ち物の代表例は「布団」

布団を収納する場合、広い空間を必要とします。
押入れの中で「来客用の布団」が幅をきかせている場合、少し考えてみることをおすすめします。

宿泊を伴う来客が訪れるのは年に何回でしょう?
定期的に親類が来て宿泊するご家庭なら来客用布団はあったほうが良いかもしれません。
しかし、基本的に宿泊する来客は来ない、あったとしても1年にあるかないか、前回はいつだったか覚えていないほど、ということなら来客用の布団を持つ必要はないと考えています。

モノを収納、そこにはコストがかかっている

仮に100㎡で4000万のマンションを購入したとします。
すると1㎡あたりの価格は単純に割ると40万です。

そのマンションの押入れに布団を収納したとして、布団が占める面積が畳半分くらいだっとすると、約0.8㎡です。
押入れは2段になっていることが多いので、空間を2倍使えるとしたら、0.8㎡の半分という計算になります。

0.4㎡=16万円です。
そのマンションの総額のうち16万が布団を保管するためにかかるコストという計算になります。
40年住んだとしたら、1年間で4000円です。
その他、按分するとわずかですが、毎年の税金も加わります。

さらにかかっているコスト

上記で述べたのは場所のみのコストです。
さらに布団そのものの購入費用があります。
布団の価格はさまざまですが、安いものでも1組数万円はします。
さらにシーツやカバーも必要です。

来客用の布団を使う頻度はどれくらいか?

冒頭で述べたように、頻繁に泊まるお客様が訪れるなら、来客用の布団が必要かもしれません。
しかし、滅多にないのであれば、次いつ使うかわからないモノにかかっているコストは見合っているでしょうか。
布団という特性上、置く場所も限られています。湿気の多い場所はNGですし、床置きもできません。
風を通したり、場合によっては打ち直しや買い替えなど、定期的にメンテナンスも必要です。
「お客様が泊まりに来る」頻度を考えると、その時のためだけにかかるコストや費用のボリュームバランスが悪い場合が多いです。

レンタル布団

布団を貸し出ししてくれるサービスがあります。
札幌の相場だと、安価なところでは1泊2000円台からあるようです。
掛布団、敷布団、枕とそれぞれのカバーがセットになっています。
お店によってはプラス毛布やタオルケットも込みです。
1泊追加ごとにプラス数百円、さらにもう少し料金を足せば高級布団にランクアップできるプランもありました。

専門の業者さんの他、クリーニング店にもレンタルサービスがあるようです。
どこのサービスもだいたい数日前までの予約で、届けてくれて回収もしてくれて洗濯も不要とのこと。
配送料金はお店によって異なりますが、「札幌市内は無料」など地元は無料の対応もあるようです。
使い終わったらすぐに持っていってくれて、後はなにごとなかったように日常が戻るのですね。
これはいいなと思いました。

「でも急にお客様が来たら間に合わない!」

明日来ることになった、今日急に泊まることになった。
確かにそういう場合にはサービスは利用できませんね。

しかし、「来客が宿泊」は、基本的に非日常の出来事です。
さらに「今日突然」は、一体一生の中で何回あるのでしょうか。
来るか来ないかわからない「お客様」のために万全を整てておく必要が果たしてあるのか?

それなのに「いざという時に困らないように」と言って、お客様対応を重要視される方が多いです。
食器などもそうです。「お客様用」をごっそり詰め込んでいる食器棚のご家庭があります。
非日常の「お客様」のために、日常の暮らしを犠牲にしているように思えるのです。

私なら、突然泊まりに来るような方は対応できませんと丁重にお断りします。ホテルもあります。
また、普段から「お客様対応できる暮らしはしていない」と言っているので、泊まりに来る人は基本的におりません。
やむを得ない事情であれば「雑魚寝」です。それでも良いならウェルカムです。

これを読んで、おもてなしのできない人だと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、限られた条件の中で優先順位をつけて決めた方向性です。
自分の家は自分のためにあり、お客様のためにある家ではないのです。

まとめ

収納が狭い・少なくて困っているという家に、もしほとんど使用しない来客用の布団があるのなら、真っ先に手放すことをおすすめいたします。
最終的に決めるのはご自身の判断ですが、「いつか使うかも」「いざと言う困るから」と言って、いつまでもそのままでは、収納問題はなかなか解決しないでしょう。


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