「今年こそ片づけを終わらせたい」
たまたま、何かで見かけたこの言葉。
んー?
あれ~??
それはどうなんだろう???
「片づけを終わらせたい」
と、思う方がいらっしゃるかもしれません。
「今日の片づけは終わり」
これならあるかもしれませんが、
「片づけは全て終わり」
これは残念ながらナイ。
と、私は思う。
なぜなら、生きている限り、人はモノと関わっているから。
いえ、例え死んだ後も、その時は遺族が代わってその人の身辺の片づけをするのです。
だから「片づけに終わりはない」
と、私は思います。
もし、あるとすれば、
サバンナで生きるライオン、または水中で生きるサンマあたりになって、完全に野生化した時だと思います。
そうすればモノとの関わりはない生き方になるでしょうから。
でも、人に生まれてきた以上、モノと関わります。
モノと関わる以上、片づけは続く。
そんな、終わりがないことだからこそ、自分の生活に自然に取り入れていく。
片づけや整理を特別なこととして、重い腰を上げてやっと取り掛かる・・
ではなく、毎日歯を磨くように当たり前に生活の中でできたら理想じゃないかなーと。
仮に、
「片づけの終わり」などとゴールを決めたとして、もしゴールした(気分になった)として、その後はどうなるのかな。
終わった後に、ちょっとした気の緩みで散らかしてしまうこともあるかもしれない。
誰かからあんまり嬉しくないモノをいただいて処遇に困ってしまうかもしれない。
それらを「片づけ」ます。(厳密に言うと“整理”の場合もありますが)
だから終わりじゃない。
「終わり」を目指して、一生懸命頑張って、終わったと思って安心した後に・・崩れた時に挫折感を味わいそう。
そして嫌いになりそう。
そんな怖いことするより、片づけはずっと続くもの、だからこそ簡単に、そして好きになって毎日続けられるほうが気持ちがラクになりそう。
「終わり」じゃなくて習慣になるとかそういうことだと思います。
「片づけに終わりはない」
そして、整理収納は楽しいこと。