人には安定志向があります。
変化にストレスを感じたり抵抗を持つ場合も多いです。
現状維持というのはラクです。
習慣になっていることはルーティンとして継続しやすい。
それが良い方向になることもあれば、悪い方向にもなります。
モノやコトに対して、気が付かないうちに特に理由もないのに
「こういうもの」
という固定観念を持ちやすくなることもあります。
すると、根拠もなく、
「そうしなければならない」
「そうすべきである」
と思い込んでしまいます。
例えば、部屋のカーテン。
部屋にカーテンを付ける理由は、
・日差しを防ぐため
・外から見えなくするため
などがあると思います。
多くの住宅の場合、その必要があるかもしれません。
しかし、多くの方がはっきりした理由もなく
「カーテンを付ける“べき”」
と、思い込んで漠然と付けているのではないでしょうか。
カーテンを付けるも付けないも本来自由だと思います。
プロゴルフの選手に、
「朝、日の出と共に目覚め、夜、暗くなったら寝る」
という生活を実践するために部屋の窓からカーテンを外した人がいるそうです。
その方に
「そんなのおかしい!カーテンは付ける“べき”でしょ!」
と意見する人はいないと思います。
大切なのは、
付けることによって得られるメリット・デメリット
付けないことによって得られるメリット・デメリット
をしっかり把握する。
そして、その上で持ち主がどれを選ぶか?ということです。
持つ・持たないにも通じる考え方だと思います。
目的がはっきりあり、自分で決めたことに伴う行動には迷いも後悔も起こりません。
失敗することはあるかもしれないけど、そうしたら、次は改善していけば良いのです。
結果「満足」に繋がります。
「~ねばならない」
「~すべき」
という思い込みを捨てて、
「自分はなんのためにどうしたいのか」
を考えると新しい発見があると思います。