株式会社丸善市町様 種苗工場
ご縁を賜り、もやし工場の見学に行ってまいりました。
苫小牧市のウトナイ湖近くに工場があります。
札幌から約1時間。36号線から少し入ったところです。
立派な建物。
建ててから10年くらい経過しているとのことですが、外も中もとてもピカピカでした。
この建物の中でもやしが栽培され、商品としてパッケージされた状態に完成されます。
見学の前に、もやしの豆を見せていただきました。
現在はほとんどを輸入しているそうですが、北海道産の豆の導入も進めているそうです。
地産地消ですね!
丁寧な説明をしていただいた後、いよいよ工場内見学です。
防護服をご用意していただき着替えをします。
工場に入る手前に一方通行の消毒ルームがあり、そこでコロコロを使って体のゴミを取り除きます。
手を洗浄消毒して、長靴に履き替えます。
行程に関わる全てにラベルが施され、見ればわかる、聞かなくてもできるしくみになっております。
当然、道具はひとつも床置きされていません。
殺菌ルームに入って浴びるシャワーは、映画のワンシーンのようです。
その後、消毒プールをいくつか通過して工場内に入場という、非常に徹底した衛生管理でした。
中で作業なさっている人も毎回同じように殺菌消毒しているそうです。
携帯などは持ち込めないでの撮影はできませんが、種からもやしに成長し、スーパーに並んでいる商品に完成するまでを全て見せていただきました。
想像と全く違ったシステムと全てにおいての衛生管理の徹底ぶりに、驚きと感動の連続でした。
支笏湖水系のミネラルをたっぷり含んだ水でもやしを育てます。
水と温度管理は非常に重要だそうで、温度や湿度はコンピューターで管理され、リアルタイムでチェックできるようになっております。
そして、どこもかしこも「表示」が施されております。
見るたびに「すごい!」の連呼だったのですが、工場長の市町様は「大した事はしてないのですが…」と至って普通。
当たり前の事として行っているので特別感はないのですね。
まさにABC理論です。
当たり前を
ばかにしないで
ちゃんとやる
ほとんどが機会によるオートメーションの行程なのですが、肝心なところは人の目と手がしっかりと行き届いております。
北海道のもやしは大きな企業が3社あるそうで、丸善市町様はそのうちの1社です。
もやしのパッケージの裏に「丸善市町」と記載があるもやしは全部この工場で製造されています。
丸善市町様は飲料の製造もおこなっていらっしゃいます。
ラムネやハスカップのソース、あと北海道のソウルドリンクのガラナなど、お店やお土産屋さんで見かけたことがあるのではないでしょうか。
オリジナルのパッケージもできるそうです。
比較的小ロットから対応できるそうで、これも小規模の事業者にとってはありがたいですね。
詳しくご説明していただいた工場長の市町様、ありがとうございます。
大変有意義で勉強になり、アドレナリンが大量に放出される機会を賜り誠に深く深く感謝申し上げます。
私にとって、もやしのパラダイムシフトとなる1日でした!連れて行ってくれたカタシカタさんにも感謝です!