年金手帳を使う場面は、
・就職した時
・転職(退職)した時
・年金を受け取る時
・iDeCoなどの手続きをする時 などです。
・第一号被保険者(主に自営業や農漁業とその配偶者、学生、無職)
・第二号被保険者(主に70歳未満の会社員や公務員)
・第三号被保険者(第二号と生計を共にする20歳から60歳未満の配偶者)
原則として20歳以上60歳未満のすべての国民に公的年金への加入義務があります。
これを「国民皆年金制度」といいます。
主にオレンジと青の2色があります。
1996年までの発行はオレンジ、1997年以降は青です。
もっと昔は茶色だったそうです。
1人1人に「基礎年金番号」が付与され、年金手帳に記載されています。
最も必要なのは、基礎年金番号という4ケタ+6ケタの合計10ケタの番号です。
お勤めの人は勤務先で年金手帳を保管してくれることが多いですが、自分で保管している場合は滅多に使うことはないので、どこかにしまいこんで行方不明になりやすいです。
いつでもサッと取り出せるようにしておけば、必要な場面になった時慌てずに済みそうです。
他にも重要な書類には「生命保険証書」「健康診断の通知」「おくすり手帳」などがあります。
こういった1人1人に届いたり発行される書類を保管する時、人単位で分ける方法があります。
その際は「夫(名前)」「妻(名前)」というように誰の書類かわかるタイトルを付けて、その人に関わる大事な「紙」をそこにまとめておくやり方です。
「年金手帳」「生命保険証書」「健康診断の通知」「おくすり手帳」など紙のジャンルで分けるやり方もあります。
家族が何人かいる場合、その種類ごとに分けて保管する方法です。
「生命保険」でまとめる場合は、その中に夫の保険証書・妻の保険証書・子の保険証書といった具合です。
分ける目的はすぐに出してこられるようにするためです。
すぐに出せるようにするには、探さずにすぐに見つけられるようにしておきます。
そのためにはどういう方法で保管するのが一番良いかを決めます。
マイナンバー制度が始まったなどの背景で、2022年の4月1日以降は年金手帳は発行されなくなります。
(年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律2020年6月5日公布)
新たに被保険者になった人には「基礎年金番号通知書」が発行されるそうです。
基礎年期番号を伝えるための通知ですが、手帳形式ではなくなるようですね。
今持っている年金手帳に関しては、4月以降も基礎年金番号の証明書類として使えます。
紛失した場合は再発行はできなくなるそうです。
その紙の存在を「把握」して、自分に合った「分け方」をし、適切な「保管方法」にします。
1.その「紙」の存在を確認
2.人単位で分けるのか、紙の種類ごとに分けるのか?または別の方法か?
3.どこの場所にどんな入れ物(ファイル用品)を使って収納するのか?
4.ラベルを貼る時のタイトルは何にするのか?
ここまで行えば、そのあと「あれ?どこいった?」ということはなくなります。
分けたり収納したりする前に、取っておく必要のない紙は処分します。
要らない紙がいつまでも混じっていると、それが邪魔をしてしまいます。
届いた時の封筒に入れたままの場合は、封筒から出して広げて保管します。
封筒に書いてある差出人の名前などが必要な場合は、その部分が見えるようにして中身の紙と重ねておくか、面倒でなければ必要な箇所だけ切り取ります。
年金手帳の発行が廃止になる直前の今のタイミングで、自分の手帳がどこにあるか確認してみませんか?