何気なく使っている「置く」という言葉。
辞書で調べるとたくさんの意味がありました。
一番最初に表記されていたのは「 人や物をある位置・場所にとどめる」です。
他にも「時間や空間に間を隔てる=日を置く・時間を置く」などの意味もありました。
整理収納的に「置く」と言えば、モノをとどめる時に使う場合が多いです。
その「置く」ですが・・
モノを使う時は、それを手に取って使う場合が多いです。
手に取ったモノは使われている間、定位置から離れていることになります。
使い終わった後、決まった位置に「置く」と、次使う時に探さずに済みます。
反対に、決まってない位置、その辺にテキトーに「置く」をやってしまうと、次に使おうとした時探すことになってしまいます。
ハサミとかペンとか、日常で何気なくよく使うモノがそこらじゅうに散らかっているとします。
そういう場合は、使い終わった直後の「置き方」がうまくいっていないことが多いです。
ありがちなのは、その辺の棚の上に置いてしまうということです。
棚の上というのが厄介。テーブルの上ならその後食事をする時にじゃまになりますし、床に転がしていたら間違って踏んづけてしまうこともあります。
「じゃま」と感じたら戻すことができるのですが、棚の上などに置くと景色になって気づかなくなってしまいます。
そして、元にあった場所にはないので、次に使う時に「あれどこだ?」になってしまいます。
使い終わったその瞬間の手の動きに注意してみてください。
無意識になんとなくそれっぽいところに置いてしまっているのなら要注意です。
確実に定位置に戻す!それを心掛けるだけで探しものが減ります。
決まった場所に戻すことができれば次探さずに済みますが、そもそも定位置が決まっていないと戻しようがありません。
定位置を決める。
全てのモノに対して「定位置」=「置く場所」=「使った後戻る場所」を決める。
単純なことなのですが、実は奥が深い。そして安易な決め方だと、その定位置を保つことができません。
さらにモノの数が多ければそれだけ手間もかかります。
かんたんにする一番の近道はモノの数を少なくすることです。これに勝ることはないです。
お子さんのおもちゃの片付け「オモカタ」でも述べていますが、極端な話、モノが1個しかなければ置く場所を決める必要すらないのです。
小学校の算数の足し算も最初は繰り上がりのない少ない数から始めます。そして徐々に繰り上がったりケタが増えていったりします。
また、定位置を決めるためのコツもあります。
モノの区別をしていくことで、その人の生活に合った「置く」場所を決めていくことができます。
整理収納アドバイザー2級認定講座で、理論的に詳しくお伝えしております。