お子さんの身近にあるのは1軍おもちゃだけの状態になりました。
それを使って遊ぶ時は、最初は1個のグループだけを出して遊ぶという約束から始めます。
お人形で遊ぶ時はお人形のグループだけを出す。
次にお絵かきがしたくなった時は、お人形グループを戻してからお絵かきのグループを出す。
次々と出すと間違いなく戻すのが面倒になります。
「戻してから次を出す」
「戻してから次を出す」
これを徹底するのが良いと思います。
これも叱らずに、ゲーム感覚で。
戻すことができたら褒める、絶賛する。
しかし、子どもはいろんなおもちゃを組み合わせて遊びたいものですし、そうすることで独創力も培われていくものです。
そこで、戻してから次を出すという習慣が付いたらレベルをひとつ上げます。
今までは、遊ぶ時はグループ1個だけを使うことになっています。おりがみだけとか、シールだけとか。
遊び終わって片付けがきちんとできたら、レベルがひとつ上がります。グループを2つ出して遊んで良いことにします。
遊び終わって2つともきちんと元に戻すことができたら、さらにレベルがもうひとつ上がって次はグループを3つ出して良い・・というようにプレイヤーレベルをどんどん上げていきます。
片付けに失敗したらゲームオーバーでまたグループ1個からスタートです。
ゲーム感覚でお子さんにチャレンジしてもらってみてはいかがでしょうか?
細かいルールはアレンジしても良いと思います。
お子さんに「これとこれを使って遊ぶ」「使い終わったら片付ける」というように遊びにメリハリを持ってもらうことが狙いです。
ジャッジはお母さんが行うのが良いと思います。
お母さんがゲームを楽しんでお子さんをそそのかし、お子さんも面白がって挑戦するように仕向けます。
強制するのではなく、そそのかすのです(笑)
このゲームの効果は、何度も出したり入れたりを繰り返すうちに、片付けが自然と身に付くということです。
また出し入れしていくうちに、これは要らないな、と思うおもちゃが浮かび上がってくることもあります。
そこを見逃さずに要らないおもちゃを手放す方向に促せば、お子さん自身抵抗なく減らす方向に進むことができます。
ぜひゲーム感覚でチャレンジしてみてください。
繰り返しになりますが、親御さんである、お母さんやお父さんがお子さんのおもちゃのお片付けにしっかり付き合うことが大切です。
親が勝手に片付けてしまうのではなく、子どもまかせばかりにするのでもない。
「お姉ちゃんなんだから」とか「お兄ちゃんなんだから」と言って上の兄弟に任せるのもNGです。
お子さんが自分でできるようになるまで根気良く付き合うことが大切です。
親が面倒くさがっているとお子さんにも伝わってしまいます。