自分は、モノゴトを考える時、極端な事例に当てはめて考える傾向があります。
極論だと本質がぼやけることもあるので注意が必要ですが。
こんな風に考えてみるのはアリなのではないかと思います。
例えば、車を10台所有したとしたら。
10台も所有するのは、資産として所有するとか、よほどの車好きとかを除けば、あまり一般的ではないです。
車を購入したらしなければならないこと。
・車庫証明を取る
・車検
・定期点検
・税金の支払い
・ガソリンの補充
・洗車
・鍵の管理
・不具合があったらその都度修理
・雪が降る地域ならタイヤ交換
しなければならないことがたくさんあります。
それだけ手間がかかるということです。
1台しか所有していなければ管理できると思います。
2~3台ならなんとか手に負えるかも?
5台なら?
10台なら?
そう考えると、
たくさん所有しているということは、それだけ維持するのに時間も労力も必要になってくるということです。
10台も所有していて、それが似たような車ばかりだったら、乗らなくなる車が出てくるでしょう。
車10台は極端な話ですが、家の中にあるモノにも理論的には同じことが当てはまります。
お皿1枚にしてもそうです。
何年も使っていない状態で食器棚の奥にしまいこんでいたら、使う時に一度洗いたくなると思います。
でも引っぱり出すのも面倒、洗うのも面倒。
持っているお皿がそれだけならそれを使うと思います。
でも他にも代用できる皿があるので、結局そのお皿は使いません。
裾がちょっと解れてしまっている黒いスカート。
縫おう縫おうと思っているんだけど、結局やらない。
黒のスカートがそれ1着しかなければ、すぐに直すと思います。
でも似たようなスカートが他にもあるので、そっちを履く。
結局裾が解れたまま何年も吊ってある。
スーパーのレジ袋。
袋に入れて大量に取っておいたら、底に溜まっているレジ袋は何年も経過して変色を起こしている・・
もはや使う気は起らなくなります。
家の中にはたくさんの種類のモノが存在します。
生活にはモノが必要だけど、必要な量より多く持ち過ぎると暮らしの邪魔をしてしまうことがあります。