北海道札幌市の整理収納アドバイザー「札幌 片づけ BZ(ビーゼット)」

記 事

持ち方の傾向

2019.11.19

「男前」とか「女々しい」という言葉があります。
その言葉の持つ意味はありますが、そこに男とか女が使われているのは、このご時世にはあまり合わなくなってきているように思います。

あと、「男はフォルダ保存」「女は上書き保存」という言葉もありますね。

 

モノに対する考え方は人それぞれなので、男女の違いによる差は基本的にはないと思います。
男女というより、

「モノを多く持つことで安心するタイプ」

など、モノの持ち方の傾向のように思います。

なぜ多く持っていると安心なのか?

不足して困ったことがあるなど、過去の経験によることも多いと思います。
コレクション好きで収集癖のある方もそうかもしれません。

 

それが良いか悪いかという問題ではありません。
問題なのは、モノが多いことで日々の暮らしを圧迫してしまうことです。

 

例えば、食器棚にお皿がぎっしり詰め込まれているとします。
奥にあるお目当てのお皿を取り出すために、他の食器を10個も20個もどけないと使うことができない。
どけるとまた戻さなくてはならないし、使い終わった後もまた同じ作業をしなくてはならない。

 

そうすると、使ったお皿を戻すのが億劫になります。
めんどうだと思いながら戻すと、その時の記憶が嫌なこととなって残り、次使うのをためらってしまうようになります。

これがモノが多いことで起こる弊害です。

 

そういう時は、お気に入りのお皿だけ選んで残します。
お気に入りのお皿をいつでもストレスなく使えるように取り出しやすく収納します。

使わない食器は、お気に入りの食器の邪魔をしないように取り除きます。

使わない状態がずっと続くようであれば、手放しても良いのではないでしょうか?
例えそれが「まだ使える」状態でも。
まだ使える状態だとしても、現実には使っていないのですから。

 

これは食器に限らず、衣類や道具、本、すべてのモノに言えることです。
「将来」への過剰な備えのために「今」を圧迫してしまうのは本末転倒です。

たくさん持つことで安心するタイプの人はちょっと考えてみると良いかもしれません。


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