片付け系の動画ではないのですが、「誰でもできる」ことが大切と述べていました。
これは片付けにもおおいに当てはまるなと思って視聴しました。
その動画では、
・自分なりに工夫をして営業成績を上げた。
・しかし、上司からやんわりとたしなめれた。
とありました。
一見、一生懸命考えて自分なりに編み出した手法で成果を上げることは良いことのように思えます。
しかしそこには落とし穴があって、
・「たまたま」だったかもしれない。
・「その人」にしかできない。
だから、
・「誰にでもできる」やり方にする。
・そしてそれを「仕組み化」する。
これが大切とありました。
複雑なルールをたくさん作ってきっちり整理整頓する。
それを持続できる人は良いですが、家族とか会社とか人が複数集まる場所では、全員そうとは限りません。
例えば、タオルのたたみ方。
全てのタオルのたたむ大きさ、折り目の向き、たたんだ時にタグが来る位置
これらを全て統一した状態が「整っている状態」というルールにしたとします。
そうすれば収納した時、非常に綺麗な美しい状態になります。
タオルを使う人がみな同じ価値観で、全員がその通りにできるのであれば問題ありません。
しかし、全員が折り目の向きやタグの位置まで揃えるというのは厳しいこともあります。
そもそもたたむことそのものが面倒と感じる人もいるかもしれないのですから。
であれば、「このくらいの大きさにして」「ここに収納」というざっくりしたルールのほうが、誰にでもできて続けやすいです。
一部の人にしか定着しない可能性が高いルールは良いルールとは言えません。
「誰にでもできる」「仕組み(ルール)」にして、全員が行う。これがとても重要です。
限られた一部の整理整頓上手な人が職場を綺麗に整えてくれたとしても、その人は永遠にその職場にいるとは限りません。
転勤や退職などで、職場のメンバーは常に入れ替わります。
人が変わっても維持できるようにするためには、「誰でもできる」「仕組み」を作ることが大切です。
そして仕組みが定着していくと、やがてそれは組織にとっての資産となります。
まずは、「ボールペンは1人〇本まで」「消しゴムは1個まで」など、数のルールを決めるところから始めるのもおすすめです。
重要なのは、「ルールを設けてそれを全員が実行し続ける」ことです。
整理収納アドバイザー2級認定講座のメソッドは非常にシンプルです。
整理の考え方や収納のノウハウは、どなたにもあてはめて進めていくことができます。
だから「誰にでもできる」のです。
シンプルだから苦手意識を持っている方も「私にもできそう」と思います。だからやりたくなる。
そしてシンプルだけど奥が深い。ここが多くの人がハマるポイントなのだろうなと感じています。